「転職サイトは電話がしつこそうだし、Twitter(X)やInstagramで良さそうな薬局を探してみようかな…」
最近、そんな風に考えている薬剤師さんが増えています。確かにSNSは手軽で、職場のキラキラした様子が見られて魅力的ですよね。
しかし、SNSだけで転職先を決めるのは、正直言ってかなり危険です。
私は12年間の薬剤師人生で、SNS経由で転職して「こんなはずじゃなかった」と後悔する若手を何人も見てきました。もちろん成功例もありますが、そこには明確な「使い分け」のコツがあるのです。
この記事では、以下の内容を詳しく解説します
- 薬剤師がSNS(X・インスタ)で求人を探す3つのメリット
- DM勧誘には要注意!SNS転職に潜む「致命的な落とし穴」
- 失敗しないための「SNS × 転職サイト」ハイブリッド活用術
最近はインスタで採用活動してる薬局も多いよね。でも、写真だけで判断するのはちょっと怖いかも。

クロ

シロ
えー、でもDMで直接やり取りできるし、楽そうでいいじゃん!何がダメなの?
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目次
SNS経由の転職活動、実際どうなの?
結論から言うと、SNSは「情報収集ツール」としては優秀ですが、「応募ツール」としてはリスクが高いです。
まずは、なぜ今SNS転職が流行っているのか、そしてどんなメリットがあるのかを整理しましょう。
薬剤師がSNSで求人を探す3つのメリット
| メリット | 具体的な内容 | 転職サイトとの違い |
|---|---|---|
| 職場の雰囲気が見える | スタッフの集合写真、薬局内の動画、イベントの様子など | 文字だけの求人票よりリアルな空気が伝わる |
| 生の声が聞ける | 実際に働いている薬剤師の投稿や、リプライでのやり取り | 良い面だけでなく、現場の苦労も垣間見える |
| 直接繋がれる | 採用担当者や経営者とDMで直接やり取りが可能 | エージェントを介さないため、スピーディーな場合も |
特にInstagramは視覚的に「どんな人と働くか」がイメージしやすいため、人間関係を重視する人には魅力的に映ります。また、Twitter(X)では、経営者の考え方や薬局の方針がツイートから読み取れるため、価値観のマッチングには有効です。
ここが怖い!SNS転職の致命的なデメリット・リスク
しかし、メリットの裏には無視できないリスクが潜んでいます。ここを理解せずに飛び込むと、取り返しのつかない失敗に繋がります。
① 「キラキラ投稿」は演出された一面にすぎない
Instagramに投稿されている「仲良しランチ会」や「笑顔のスタッフ写真」。これはあくまで「見せたい姿」です。
私の実体験:
以前勤務していた薬局では、採用担当者がSNS投稿用に「みんな集まって!笑顔で!」と指示を出していました。写真撮影が終わった瞬間、全員真顔に戻って業務に戻る…なんてことも。
SNS上の「アットホームな職場」が、実際は「人間関係ドロドロ」だったというケースは珍しくありません。
② 条件交渉を自分でする必要がある
これが最大のリスクです。SNS経由で応募する場合、年収や勤務条件の交渉はすべて自分で行わなければなりません。
- 「年収600万円欲しい」と言い出せず、提示された低い額で妥協してしまう
- 「残業なし」の約束だったのに、雇用契約書には書かれていなかった
転職エージェントなら代行してくれる「言いにくい交渉」を、これから上司になる相手に直接ぶつけるのは、非常にハードルが高いです。
③ 個人情報漏洩と「身バレ」のリスク
Twitterなどで「転職活動中」と発信したり、実名アカウントで企業にいいね!をしたりすると、現在の職場に転職活動がバレる(身バレ)可能性があります。
特に薬剤師業界は狭いです。「あそこの薬局の〇〇さん、うちの求人に反応してたよ」なんて噂が、管理薬剤師同士のネットワークで広まることも…。
確かに、条件交渉を自分でするのは勇気がいるよね。「お金のことばっかり言う人」って思われたくないし。

クロ

シロ
うわぁ、それは嫌だなぁ。じゃあSNSは見ない方がいいの?
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失敗しない!「SNS × 転職サイト」の賢いハイブリッド活用術
SNSの「雰囲気の分かりやすさ」と、転職サイトの「交渉力・安全性」。この2つを組み合わせるのが、2025年流の最も賢い転職活動です。
ステップ1:SNSで「気になる薬局」をリストアップ
まずはInstagramやTwitterで、地域名や「#薬剤師募集」などのハッシュタグを使って検索します。
ここでやるべきは「応募」ではなく「観察」です。
- スタッフの表情は自然か?
- 投稿頻度は?(更新が止まっている薬局は要注意)
- 経営者がどんな発言をしているか?(パワハラ気質ではないか?)
ステップ2:転職サイト経由でその薬局に応募する
気になる薬局が見つかったら、直接DMするのではなく、転職エージェントに「この薬局の求人はありますか?」と問い合わせます。
これには大きなメリットがあります:
- 内部事情の確認: エージェントがその薬局の離職率や評判を知っている場合がある
- 条件交渉の代行: 「SNSでは年収〇〇万と書いてありましたが、私の経験ならいくらになりますか?」と代わりに聞いてもらえる
- お断りのしやすさ: 面接に行ってみて「なんか違う」と思った時、エージェント経由なら角を立てずに辞退できる
ステップ3:面接で「SNSとのギャップ」を確認する
面接や職場見学の際は、SNSで見たイメージと実際の現場に乖離がないかを確認します。
- SNSに出ていたスタッフは実際に楽しそうに働いているか?
- 整理整頓されているか?(SNSでは映らないバックヤードを見る)
よくある質問(FAQ)
Q1: 企業の採用担当者から直接DMが来ました。返信しても大丈夫?
A: 興味があるなら返信してもOKですが、即決は避けましょう。「スカウト=好条件」とは限りません。中には「手当たり次第にDMを送っている」ケースもあります。まずは話を聞くだけにして、条件面は書面でしっかり確認するか、エージェントを通して妥当性をチェックすることをお勧めします。
Q2: 転職活動用のSNSアカウントは作った方がいいですか?
A: はい、強く推奨します。プライベートのアカウント(特に実名や顔写真入り)で転職活動をすると、現職への身バレリスクが高まります。「鍵垢」にするか、転職専用の匿名アカウントを作成して情報収集するのが安全です。
Q3: なぜ薬局はSNSで直接採用したがるの?
A: ズバリ、採用コストを浮かせたいからです。
通常、転職エージェント経由で薬剤師を採用すると、年収の約30%(約150万〜200万円)という高額な紹介料が発生します。SNS経由ならこれが0円になるため、経営者としては非常に美味しいのです。
しかし、その浮いたコストがあなたの給与に還元される保証はありません。「紹介料がかからない分、少し年収を上乗せしますよ」と言ってくれる良心的な経営者なら良いですが、単に「安く雇えてラッキー」と思われている可能性もあるため注意が必要です。
Q4: SNSに載っていない「非公開求人」はどうやって探せばいい?
A: SNSに求人を出すのは、前述の通り「採用コストを下げたい」中小薬局が多いです。逆に、資金力がある大手企業や、急募でどうしても人が欲しい好条件の病院などは、紹介料を払ってでも確実に採用できる転職サイトを利用します。
高年収や好条件を目指すなら、SNSだけでなく転職サイトの「非公開求人」も必ずチェックしましょう。
まとめ:SNSは「見るだけ」、応募は「プロ経由」が正解
この記事では、薬剤師のSNS転職について解説しました。ポイントをおさらいしましょう:
- SNSのメリット: 職場の雰囲気が分かりやすく、ミスマッチを減らせる可能性
- SNSのリスク: 条件交渉が自力、身バレ、キラキラ演出に騙される危険性
- 正解ルート: SNSで「いいな」と思った薬局を、転職エージェント経由で紹介してもらう
「楽そうだから」という理由だけでSNS転職を選ぶと、後で痛い目を見るかもしれません。
SNSはあくまで「職場の雰囲気を知るためのカタログ」として使い、実際の契約や交渉はプロであるエージェントを味方につけるのが、失敗しない転職の鉄則です。
良いとこ取りをするのが賢いやり方だね。情報はSNSで、交渉はエージェントで!

クロ

シロ
なるほど〜!それなら安心だし、年収アップも狙えそうだね!
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